保険にとりあえず満口入っていませんか?
本当にその保障額で十分ですか?
実は、本当に必要な掛け金は人によって変わります。
勧められるまま入った保険では補償額が大きすぎて、必要ない所までカバーしているかもしれません。
この記事では、自衛官が入る保険の適切な掛け金はいくらかを紹介していきます。
記事を読み終えると、今まで多く払い続けていた保険料が安くなり、生活がぐっと楽になります!
本記事での保障の考え方はこちらの記事を参考にしています。
団体生命保険
死亡補償と高度障害補償に備える保険です。
- 1口100円/死亡補償額62万円
- 制度上、最低口数12口より加入可
- 例:営内2年目男性陸士(20歳)
- ・両親は健在で自分の死後も生活にすぐに困ることはない。
・結婚の予定はない。
・車を購入していてローン残額100万円
・貯金無し
考えるべき出費
・葬式代金 50万円~300万円
・車のローン返済 100万円
・遺品整理 数万円~
- 例:営外15年目男性3等陸曹(33歳)
- ・両親は健在で定年を迎えている。
・世帯での貯金は現金300万円
・車を購入していてローン残額200万円
・子どもは小学1年生と3年生
・奥さんはパートをしている(年収108万円)
・月の生活費は約28万円
・家は借家
考えるべき出費
・葬式代金 50万円~300万円
・車のローン返済 200万円
・子どもの養育費 6000万円
・生活費 200万円(1年間)
不安だからと保険に入る前に、どれくらいの費用が必要になるのか計算すると、意外と保険に多く入らなくても良いことが分かるでしょう。
団体生命保険には還付金があります。
1口あたり※30円~40円程度が6月に還付する決まりです。
1年間の総支払額が1万2千円だった場合、およそ5千円が手元に戻ります。
※運用実績によって金額は変動
団体障害保険
ケガや手術、公務中の災害などに備える保険です。
- 団体障害保険
- 1口/700円(個人補償タイプ)
交通事故:入院日額4,500円 通院日額/2,200円
その他の事故:入院日額/2,500円 通院日額/900円
総合賠償特約
月額100円
個人賠償責任補償特約(自転車保険にも使える)/2億円程度まで補償
入院から手術と幅広く対応できるうえに、掛け捨てなので保険料が割安です。
コロナ疾患による隔離処置にも対応しているので、保険金を受け取る機会は多いでしょう。
自衛官はケガをする可能性も高いので、保険に入ったきり一度も使わなかったと言うことには、なりにくいと思います。
口数を増やせば保険金額は増えますが、基本的に最低口数で問題ありません。
自衛官の場合、ケガや入院で数週間程度の入院であれば給与の支払いが止まることはありません。
個人賠償責任補償特約は、自動車保険としても使えるので、他に入っていなければ一緒に入ってしまいましょう。
自動車保険(ネット保険)
自動車を購入する際は絶対に入らないといけない任意保険です。
- 対人対物は無制限
- 車両保険は必要なし
- 弁護士特約は便利
- ロードサービス特約でJAFいらず
保険会社や販売員経由で契約をするよりも、ネット保険で契約する方が諸経費がかからず
安い保険料で契約ができます。
保険料が安いから補償も質が低いなんてことはありません。
対人対物補償は無制限にすることで、不慮の事故の時でも十分に対応が可能です。
車両保険がいらない理由
・車両保険を利用すると翌年以降の保険料が上がる
・保険料を上げないために、小さな傷や凹みは実費で修理してしまう
団体保険と民間保険どちらがお得?
- 前提条件:20歳 男 独身 営内者
- 団体生命
・1口/100円
最低口数12口/月額1,200円
補償額744万円
ライフネット生命
・10年間プラン
月額719円
補償額700万円
・80歳まで自動更新した場合
月額2,396円
補償額700万円
アクサダイレクト生命
・10年間プラン
月額705円
補償額700万円 ※災害死亡・災害高度障害保険無し
・70歳満了
月額1,671円
補償額700万円 ※災害死亡・災害高度障害保険無し
団体生命が有利な点
・掛金が年齢によって増加しない
・相互扶助により剰余金が返ってくる(1口あたり30円~40円)
・配偶者、子どもも同じ団体生命に加入できる
・定年、若年退職者も継続して契約が可能
若くて独身の間は、民間のネット保険の方がほんの少し安く保険料が抑えることができます。
しかし、10年を超えるあたりから団体生命保険の良さが飛びぬけてきます。
その理由は、団体生命はあくまでも福利厚生を目的に営利を求めていないので、余分な資金は契約者へお返ししているからです。
民間保険ではどんなに経費を削減しても、利益をある程度は出さなければなりません。
せっかく自衛隊に入ったのであれば、使える制度は徹底的に利用して節約をしましょう。
まとめ
自衛官は入院などで1か月近く休業状態になったとしても、年次休暇処置や手厚い福利厚生で守られています。
給与の保障が手厚いので、保険は本当に取り返しがつかなくなる部分の保障だけカバーしましょう。
保険にいっぱい入って、たまたました病気やケガでたくさんの保険金が貰えたと言う話はよく聞きます。
自分の健康をチップに賭けたギャンブルよりも、日常的な節約を心掛けましょう!
今、どれだけの数の保険に入っていますか? 本当に必要ですか? ぜひ確かめてみましょう!