【元新隊員班長が激推し!】入隊時の持ち物おススメ12選!

自衛隊に入隊する時におススメのアイテムを紹介

自衛隊入隊を目前にして、新隊員教育隊のしおりだけでは実際に何を持っていけば良いのか

よくわからなくて迷っていませんか?

実は、しおりに書かれている物でも後々使える物と使えない物があったりします!

なぜなら、自衛隊は『統制』と言って、ある程度グループに合わせた基準で持ち物を揃えます。

この記事では、実際に新隊員教育隊の班長をしていた私が持っていくと便利な物、良い物を紹介します。

記事を読み終えると、入隊のしおりだけで不安だった持ち物リストが完璧なリストに仕上がりますよ!

目次

持って行った方が良い物

ジャージ・トレーニングウェア

ジャージ

・最低2着
・改めて買いなおす必要なし

ジャージは最低でも2着用意しましょう。

ジャージは入隊後に官品の支給ジャージが1着と、教育隊でお揃いにして作るジャージの1着が手に入ります。

しかし、官品のジャージは使い勝手が悪く、お揃いで作るジャージが手に入るのは1か月くらいかかります。

色味の派手なジャージは避けた方が良いですが、いま持っているジャージがあるなら改めて買う必要はありません。

1着は運動着用、1着は普段着用として考えて官品ジャージの3着があれば洗い替えも問題ありません。

部活動や高校のジャージでも全く問題ないので、お金をかけずに用意ができるならそちらを優先しましょう!

トレーニングウェア

・洗い替えで3着あると便利
・短パンは膝上

Tシャツタイプのウェアであれば、どんなウェアでも構いません。

運動はほぼ毎日するので、最低でも洗い替えを含めて3着用意すると良いでしょう。

短パンのウェアも同じで、膝上までのウェアを3着ほど用意していると安心です。

入隊は4月で気温もどんどん上昇していく季節になります。

通気性が良いウェアを用意することで少しでも普段の訓練の負担を軽くすることをおススメします!

ランニングシューズ

日常履き用

どんな靴でもOKです!

本当に履き潰せるような安いスニーカーで全く問題ありません。

掃除をする時、食堂や浴場への移動で使うことになります。

駐屯地内での行動にしか使わないので、お金を掛けずに済ませましょう。

ちほう

いま、家にあるそのスニーカーで良いですよ!

トレーニング用

・足への負担が軽いもの
・自分の足幅にあっているもの

自衛隊ではほぼ毎日、駆け足の体力錬成がございます。

トレーニング熱心の方だと、2~3か月でシューズを履き潰している人も居るくらいです。

日常履き用のシューズと違い、トレーニング用の靴は少し気を使って選びましょう。

これらは、スポーツ用品店で専門のスタッフが居ますので、ぜひ相談をしてみて下さい。

自衛隊では雨の日も平気で外で運動をします。

洗い替えのシューズがあると便利ですが、トレーニング用のシューズは高いので1足でも問題ありません。

私は『トレーニング用』と『タイムレース用』の2足のシューズを使い分けて訓練を乗り切りました✨

フェイスタオル・スイムタオル

・フェイスタオルがおススメ
・黒色、緑色のタオルだと今後も使い勝手良し

バスタオルでは無く『フェイスタオル』を用意しましょう!

教育隊では洗濯物は物干場(ぶっかんば)と呼ばれる乾燥室で干すことになります。

とにかくここが狭く、梅雨時は洗濯物も乾きません。

バスタオルのように大きな洗濯物は邪魔になったり、生乾きしてしまったりと使い勝手が悪いのです。

色については何色でも問題ありません。

しかし、黒色や緑色にしておくことで野外訓練の際に使い勝手が良くなることがあります。

自衛隊が野外で訓練する際は、遮光性や周囲の風景から浮きだたない様に白色や蛍光色は避ける傾向があります。

黒色や緑色のタオルであれば、中隊に配属後も使い続けることができるのでおススメです。

使い捨てマスク

・不織布マスク
・黒色や緑色

自衛隊でもウィルス感染対策として、個人でできることを徹底的に行っています。

マスクも教育期間中だけでなく、部隊配置後もしっかりと身に着けて訓練をしています。

布製やウレタンマスクは、一部運動時などで許可されることはありますが

一番感染防止効果の高い不織布マスクの着用をするように指示されます。

不織布マスクは使い捨てですので、継続的にコストが掛かってしまいます。

なので、なるべく大容量サイズを購入することで節約しましょう!

色については黒色がおススメです。

事務作業や整備の仕事を行う時は、何色のマスクをつけていても問題ありません。

しかし、野外の訓練の場合は目立つ色は禁止です。

日ごろから黒色のマスクでも問題ありませんので、ぜひ黒色または緑色のマスクを手に入れておきましょう。


印鑑(100円ショップ)

・2個あると便利!
・高校で貰った記念ハンコでも可

印鑑は主に中隊に預ける印鑑と、自分が手元に持つ印鑑の2つに分けられます。

外出をする際の許可を得るのに印鑑が必要になるので、安い物で構わないので用意しておきましょう。

くれぐれも『銀行印』などを預けることが無いように気を付けてください!

延長コード

・3mタイプがおススメ!
・コンパクト重視!

新隊員教育隊に入隊すると、営内と呼ばれる寮のような隊舎で暮らすことになります。

部屋の人数はその時によって変わりますが、少なくとも4人~8人程度になるでしょう。

中には2段ベッドで生活をしないといけません。

そうなると、部屋の電源部分から遠く離れてしまうこともあります。

その時に活躍するのが延長コードです!

今や電気は生活に欠かせないので、必須アイテムの1つですね😄

ストッキング

このストッキングは『靴磨き』に使います!

新隊員教育隊では毎日靴磨きをする時間があります。

短い時間でより綺麗に磨き上げるための秘策がストッキングで仕上げる方法です。

手ぬぐいやタオルと違い、かなり光沢に差が出るので1枚は持っておくことをおススメします。

種類は何でも良いので、一番安く手に入る商品を手にいれましょう!

ベビーパウダ―

あらゆる訓練で活躍するのがベビーパウダーです!

主に足指の蒸れを解消するために使います。

行軍や戦闘訓練で使うことで、足のダメージを大幅に軽減することができます。

部隊配置後にも使う機会は演習や行軍と多いので1つは常備しておきたいですね。

女性自衛官が持って行った方が良い物

私の妻も陸上自衛官で、女性自衛官ならではの意見をご紹介します。

スポーツブラ

運動や訓練で非常に動き回ることが多いので、普通のブラジャーではなくスポーツブラが最適です。

ワイヤーの入った下着は不快感を覚えることも多く、訓練中の集中を切らさないためにもおススメです!

駐屯地で手に入りにくい(高い)物

日常的に使用し続けるからこそ消耗も早く、なるべく安く手に入れておきたい持ち物です。

靴下・ODシャツ

靴下

・通気性
・クッション性
・値段

自衛隊で日常的に履く靴は半長靴と言い、一般的に安全靴と呼ばれる形の靴です。

この靴自体は通気性が悪く、足が蒸れやすいので吸湿速乾に優れた黒靴下をおススメします。

毎日履くことから、消耗も激しいので日常使いの靴下は安く買えるならある程度まとめ買いも有りです!

日常使い用靴下

靴下は官品が支給もされるので、その支給靴下でもOK!

お金を掛けずに済むならそれに越したことはありませんよ!

行軍用靴下

少し厚手のクッション性がある靴下で足を保護しましょう。

おススメはファイントラックの靴下です。


5本指靴下

足が蒸れずに快適に過ごせる靴下ですが、唯一の欠点が履きにくいことです。

特に新隊員教育隊では朝の点呼時は大急ぎで着替えます。

なので、5本指靴下は部隊配置後に使用するのを強くおススメします!

ODシャツ

自衛隊のシャツは迷彩柄、もしくはOD色のシャツが着用を義務づけられています。

売店でも販売していますが、基本的に値引きがされていないのでネット通販で安く手に入れるのがおススメです。


裁縫道具

・糸通しは絶対に必要
・黒、OD色の糸を多めに用意
・指ぬきがあると便利

新隊員教育隊配属後、皆さんは手縫いで名札や階級章を縫い付けることになります。

今まで裁縫をしたことが無かった人も、ここでは等しく自分で縫い付けなければなりません。

何度も失敗すると、最初に用意されいる糸の量では足りなくなることもあります。

また、糸通しを使うことで大幅に裁縫の時間を短縮できるので、ストレスを軽減する意味でも

糸通しは絶対に手に入れておきましょう!

新隊員の人数が多い駐屯地では同じような悩みを持つ新隊員がふえるので

一時的に糸や裁縫道具が品薄になることがあるので注意してください!

靴墨

・光沢が出やすい

おススメする靴墨はこちら!


支給品で貰えるKIWIよりも光沢が出やすい商品です。

慣れてくればどんな商品を使っても、ある程度綺麗に仕上げることができます。

最初の内はこのサフィールを使うことで靴磨きの時間を短くすることができるでしょう!

中には靴墨をライターで焙ったりして光沢を出す人が居ますが、油分が揮発して使い物にならなくなるので注意です。

基本的な持ち物リスト

公開されている駐屯地の持ち物リストを参考にしてみます。

自衛隊入隊時の用意する物一覧

割とざっくりとしていて実際に生活をしてみないと何が良いのか分からないと思います。

ひとつずつ解説していきましょう!

洗面具

・オールインワン全身ソープ
・T字ひげ剃り
・洗顔料
・ひげ剃りクリーム
・ボディタオル

必要最低限に荷物を減らすために、オールインワンタイプのボディーソープがおススメです。

目安として、上記の物が風呂桶に全て収まると良い感じです。

新隊員教育隊の営内では詰め替え用をストックする場所はありません。

オールインワンタイプにしておけば、無くなりかけたタイミングで買い足せば良いので

非常に便利ですよ!

洗濯用品

・洗濯洗剤
・洗濯ネット

洗剤や洗濯物を保管できるスペースはバケツ一杯分しかありません。

柔軟剤や芳香剤も使いたいかもしれませんが、オールインワンタイプの洗濯洗剤を使うことで

日々のストレスが軽減できます。

洗濯機も数が少ないため、同期3~4人と一緒に洗濯をすることも当たり前です。

自分の洗濯物が散らからないためにも、洗濯ネットは絶対に用意しておきましょう。

タオル類

・フェイスタオル
・4枚~5枚で十分

持って行った方が良い物『フェイスタオル』でも紹介した通り、色は黒色や緑色がおススメです。

枚数は毎日洗濯することを考えても4枚~5枚あれば十分に足ります。

お風呂などはスイムタオルで身体を拭くならば、タオルの枚数はもう少し減らしても大丈夫です。

バスタオルは場所も取る、乾きにくいと言った理由からおススメしません。

腕時計

こだわりが無ければ、訓練で使う時計はGショックがおススメです!

安くて物持ちが良く、電波ソーラー充電タイプであれば時刻を合わせる必要もありません。

ちほう

私が使っていたモデルは2万円ほどで、8年以上使えています!

体温計

ドラッグストアで売られている一番安いモデルの物で問題ありません。

家に2本体温計があるなら、改めて買う必要もないでしょう。

マスク

自衛隊ではマスクの着用を必ずすることになります。

色は何色でも構いませんが、出来るならば黒色や緑色のマスクが今後の訓練にも使えるので便利です。

詳しくは持って行った方が良い物『マスク』を参考にしてみてください。

エコバック

必要ありません。

売店ではレジ袋の配布をしていませんが、お風呂道具をいれる巾着やナップサック

あるいは家からレジ袋を1枚持っていけば困ることはありません。

わざわざエコバックを買うくらいなら、ナップサックを1つ買っておいた方が

後々も使い勝手が良いのでおススメです!

下着類

ODシャツについては持って行った方が良い物『ODシャツ』を参考にしてみてください。

U首シャツについては、白色であればどんなシャツでも大丈夫です。

ちほう

昔の制服は首元が空いていたので、シャツも首元が空いているのが必要だったのです!

運動靴(屋外用)

持って行った方が良い物『ランニングシューズ』

こちらを参考にしてみてください!

ケガの予防や身体のパフォーマンスアップのためにもシューズは大事ですよ。

ジャージ(上下)

持って行った方が良い物『ジャージ・トレーニングウェア』

こちらを参考にしてみてください!

短パン

持って行った方が良い物『ジャージ・トレーニングウェア』

こちらを参考にしてみてください!

折りたたみ傘

週末に外出をするとき雨が降っていた場合にだけ使う物なのでどんな傘でも構いません。

万が一、持っていくのを忘れたとしても特に怒られることもないので

傘についてはあまり気にされなくて大丈夫です!

鉛筆(HB)

鉛筆である必要は無いのですが、書類の下書きや所感文と呼ばれる感想文を書くときに使います。

既に使っている鉛筆があれば、新品でなくても問題ありません。

ボールペン

ジェットストリームが断然おススメです!😆

多色(シャーペン付)1本で使いまわしができるので非常に便利です。

何本もペンを持っていると失くす原因にもなるので、なるべく1本にまとめてしまいましょう。

消しゴム

どんな消しゴムでも大丈夫です!

学校で使っていた使いかけの消しゴムでも全く問題ありません。

失くしても惜しくない消しゴムを用意しておきましょう。

ノート

おススメはルーズリーフです。

座学では走り書きで書き留めないと時間が足りないこともあります。

後々、ノートをまとめ直すことを考えるとルーズリーフがすごく便利です。

ノートの提出を求められる場合、改めてA4のノートを統制で買う可能性もあります。

その場合は、座学の内容はルーズリーフに走り書きして

まとめた内容をA4のノートに書き写すなどの工夫をしてみてください!

メモ帳

1冊、手の平サイズの物で構いません。

防水手帳も売っていますが、雨の中で使う場合はどちらにしても文字は書けないので気にしなくても大丈夫です。

基本的に持ち歩く際は小さなジップロックに入れて防水の処置をしましょう。

ネームペン

油性の黒マジックペンのことです。

1本あれば十分なので、今手元にあるペンで問題ありません。

名札や装備品に注記するのに使うので、細字を書けるタイプがおススメです。

蛍光ペン

座学の時にマーカーを引くのに使います。

3色の内訳は赤、青、黄があれば事足ります。

ぶっちゃけ蛍光ペンが無くても大きな問題になることはありません。

万が一、忘れてしまっていても慌てずに堂々としていましょう!

私服

外出時に必要になります。

あまりに派手な装飾がついた服装はNGです!

ユニクロやGUのような無難なスタイルで問題ありません。

駐屯地はジャージでの営門通過は禁止されていますでの、普段着のジャージでは外出できません。

着隊時は地本のバスでジャージ姿のときもあるので、必ず1着は私服を用意しましょう。

現金

ここは正直、意見が分かれるところであります。

大量の現金を持ち込むことはなるべく控えた方が良いです。

営内では数十人から数百人の同期と一緒に暮らすことになります。

しかし、鍵を掛けられる自分のスペースは少なく、その鍵も市販の鍵なので防犯性能は低いです。

おススメの方法は『スマホ決済』を活用しましょう。

PayPayやEdy、QUICPayなどスマホで扱える電子マネーがあるので登録しておきましょう!

銀行からチャージできる設定にすれば、現金を持ち歩くリスクを減らすことができます。

日用品や食料品の買い出しはスマホ決済で完結できるでしょう。

詳細は各駐屯地広報や地本の担当者に、スマホ決済が駐屯地の売店や自販機で使えるか

事前に確認をしてください。

教育隊で揃える物品については現金での購入になりますので、最低限3万円程度の現金は

持っていくようにしましょう。

常備薬・処方箋のある方

自分の健康や命を守るための薬なので、何一つ遠慮することなく申し出てください。

過去に薬のことを話すことができず、結果的に教育期間中に地元へと帰らなければならない隊員もいました。

教官や助教もみなさんの健康状態は伝えて貰わないと気付けません。

自分の健康は、まず自分自身で守るようにしてください!

まとめ

いかがでしたか? 参考になったと思います!

全国の教育隊で少しずつ違いはありますが、基本的な持ち物の考え方は

この記事を読んで頂ければ理解していただけます!

無駄な物を減らし、ストレスなく教育に参加できるようになれば幸いです。

本日もご覧いただきありがとうございました!

目次