【自衛隊流】本当に必要な防災グッズ10選紹介!【元自衛官がオススメ】

自衛官おススメの防災グッズを案内

災害時に本当に必要な防災グッズって、どんなものを用意すれば良いか迷いますよね?

私も最初は缶詰くらいあれば良いだろう、くらいに思っていました。

実は、災害が起きた時のことを想像すると、スムーズに防災グッズを選ぶことができます!

なぜなら、本当に必要な防災グッズは、住む地域・避難する人によって変わるからです。

この記事ではあなたに適した防災グッズの情報を解説します。

記事を読み終えると、災害への備えがしっかりできるようになります。

現在、家に防災グッズが無ければ、悩むより先にワンセットになっている防災グッズを購入しましょう。

目次

【自衛隊流】防災グッズ選びの考え方

防災グッズは、それぞれの環境にあわせたものを揃えると、より効果を発揮してくれます。

防災グッズ選びの考え方を紹介しましょう。

【自衛隊流】防災グッズを選ぶ基準フローチャート

防災グッズとなると、ついあれも必要、これも必要と思ってしまいませんか?

避難時に持っていける荷物の量は、そんなに多くはありません。

持っていく荷物を選ぶ基準を解説しましょう。

  • 現金
  • キャッシュカード
  • 印鑑
  • 通帳

貴重品はいざと言う時に、すぐに持ち出せるように家の中でも置き場所を決めましょう。

貴重品以外の持ち物については、次のフローチャートを参考にしてみてください。

防災グッズを選ぶためのフローチャート
防災グッズフローチャート
Aプラン
揃える物ひと言メモ
皮手袋身に付けておきましょう!
帽子身に付けておきましょう!
ヘッドライト予備電池も防水対策をして入れておきましょう。
雨合羽
水(4L)少し多めに持ちましょう。
ジュースでは無く色々と使える水がベストです!
ようかん
アルファ米水を使うことになるので1人/2食分くらいにしましょう
缶詰
アルミシート2枚~3枚あると便利です。
アルミクッション
貴重品普段から、貴重品をまとめて置くようにしましょう。
3日分の着回しができる
着替え
ジップロックに入れて雨にぬれないようにしましょう。
Bプラン
揃える物ひと言メモ
皮手袋身に付けておきましょう!
帽子身に付けておきましょう!
ヘッドライト予備電池も防水対策をして入れておきましょう。
雨合羽
水(4L)少し多めに持ちましょう。
ジュースでは無く色々と使える水がベストです!
ようかん
アルファ米水を使うことになるので1人/2食分くらいにしましょう
缶詰
アルミシート2枚~3枚あると便利です。
アルミクッション
貴重品普段から、貴重品をまとめて置くようにしましょう。
3日分の着回しができる
着替え
ジップロックに入れて雨にぬれないようにしましょう。
スニーカーなるべく厚底、足首を保護できる靴を用意しましょう。
登山用靴などアウトドア系の靴もおススメです!
Cプラン
揃える物ひと言メモ
皮手袋身に付けておきましょう!
帽子身に付けておきましょう!
ヘッドライト予備電池も防水対策をして入れておきましょう。
雨合羽
水(2L)必要最小限を用意して、避難所の支援を求めましょう。
ようかん
アルファ米水を使うことになるので1人/2食分くらいにしましょう
缶詰
アルミシート2枚~3枚あると便利です。
アルミクッション
貴重品普段から、貴重品をまとめて置くようにしましょう。
Dプラン
揃える物ひと言メモ
皮手袋身に付けておきましょう!
帽子身に付けておきましょう!
ヘッドライト予備電池も防水対策をして入れておきましょう。
雨合羽
水(2L)必要最低限を用意して、避難所の支援を求めましょう。
ようかん歩いて食べられるようにポケットに入れておきましょう。
アルファ米水を使うことになるので1人/2食分くらいにしましょう
缶詰
アルミシート2枚~3枚あると便利です。
アルミクッション
貴重品普段から、貴重品をまとめて置くようにしましょう。
スニーカー なるべく厚底、足首を保護できる靴を用意しましょう。
登山用靴などアウトドア系の靴もおススメです!
モバイルバッテリー大容量のバッテリーを用意しておき、避難の途中で動けなくなっても
連絡を必ず確保できるようにしましょう。

避難する人は誰かを想像しよう

あなたが用意した防災バックを持って避難をするのは誰ですか?

具体的にイメージしてみましょう。

  • 奥さんや子ども
  • 両親など高齢者
  • 自衛官

それぞれで荷物の内容を考えて入れ替えましょう。

奥さんや子ども

体力がある若い奥さんや、中高生の子どもさんであれば基本の荷物に色々とプラスして荷物を多くしても大丈夫です。

足腰に自信が無い場合は、中身を最小限にした上で避難場所での支援を受けることを基準に考えましょう。

両親

特にご高齢の場合はとにかく荷物を最小限にして、動きやすさを重視してください。

何より避難場所に確実に移動できる事を前提に考えましょう。

自分1人の力だけでなく、地域の助け人同士の助けを前提に考えると気持ちが楽になります!

自衛官

  • 着替え3日分
  • 携行糧食3日分
  • 雨衣
ちほう

冗談です!😆

自衛官は部隊によって定められている災害派遣用の持ち出しリストに従って、しっかりと準備をしておきましょう。

何かがあった時、自衛官は誰かを助ける側です。

家庭の不安を減らすためにも、自分の家にも防災グッズを常備しておきましょう。

避難場所を確認しよう

遠い場合

避難バックにスニーカーを用意しておきましょう。

瓦礫が転がっていたり、道の状態が悪いことを考えて足首まで保護できる靴がおススメです。

荷物は最小限にして体力を温存しましょう。

何よりも避難所まで無事にたどり着くことが大事です!

近い場合

避難所まで続く、一番広く大きい道を覚えておきましょう。

災害時は見慣れた風景が一変してしまうこともあります。

あらかじめ大きな道と避難経路を頭に入れておくことで、パニックになることを防げます。

身を守る防災アイテム

災害時に直接、自分の身を守るためのアイテムです。

身につけることで、あらゆるリスクを回避することができます。

皮手袋

防災に必要な皮手袋の説明

分厚い革で守られた両手は、災害時に一番の味方になってくれます。

  • 瓦礫をかき分けてもケガをしない
  • 暗がりでも手探りで物を探せる
  • ケガのリスクを減らせる

災害時にケガをしても、治療を確実に受けられるかわかりません。

未然にケガを防げる皮手袋は最重要の防災グッズです。

ヘッドライト

防災に必要なヘッドライトの説明

真夜中に被災してしまったことを想像してみてください。

辺りは真っ暗、足元に何が転がっているのかも分からない暗闇です。

  • ヘッドライトなら両手が塞がらない
  • 小さな電池で長持ちする

自衛隊でも暗闇の中で救助活動をする時は、手持ちのライトでは無くヘッドライトを活用しています。

帽子

防災に必要な帽子、ヘルメットの説明

身体で一番守らなければならないのは頭です。

自衛隊では特殊な素材のヘルメットをかぶりますが、防災グッズ的には帽子でも十分に効果はあります。

  • ガラス片から頭を守る
  • 帽子なら場所を取らない
  • ケガ防止に帽子が最適😝

帽子と頭の間にタオルを挟むことで防災頭巾にすることも可能です。

余裕がある人は防災用ヘルメットを用意しておきましょう。

雨合羽

防災に必要な雨合羽の説明

雨に濡れ続けることで、次のような悪影響がでてきます。

  • 低体温症のリスク
  • 風邪をひきやすくなる

普通の日であれば、家に帰ってお風呂に入ることも可能です。

ですが、被災時は必ずしも入浴して身体を温められるとは限りません。

被災生活では可能な限り体力を温存しておくことが大事です。

ちほう

自衛隊でも雨が少しでも降ったら雨合羽を着るようにしていますよ!

保存食

保存が効く食べ物や飲み物は、災害時に非常に役立ちます。

持ち運びの便利さや、味の良し悪しも考えて準備してみましょう。

防災に必要な水分の説明

真水の確保はとても重要です。

被災当初は1日に必要な2Lの水を確保しておきましょう。

でも、それだけだと翌日以降が心配ですよね?

  • 避難所の備蓄
  • 自衛隊の支援
  • 自宅のストックを明るい昼間に取りに帰る

まずは完全に身の安全を確保してから、それぞれ備蓄をしている場所へ取りに行ったり、支援を受けるようにしましょう。

被災直後はとにかく安全な場所へ向かうのが最優先です。

ちほう

自衛隊が持つ水トレーラーが飲める水を持ってきてくれるので、危険な場所に水を取りに行くのは止めましょう!

ようかん

防災に必要なようかんの説明

片手間で食べることのできるようかんは、被災時の強力な味方です。

体力を消耗する避難生活では、エネルギーをいかに確保するかが重要です。

甘いようかんはエネルギーも十分で、疲れた心に響く甘さがイライラを抑えてくれます。

アルファ米

防災に必要なアルファ米の説明

調理器具が一切必要ない、美味しいレトルト食品です。

水かお湯だけで食べられるので、温める必要すらないのはとても使い勝手が良いのです。

味も良いのでローリングストックに最適な防災グッズのひとつです!

ちほう

自衛隊でも支給されることもあり、大人気の防災グッズです!

缶詰

防災に必要な缶詰の説明

防災グッズの大定番!

  • 日持ちする
  • 容器が頑丈
  • 種類が豊富

飽きることが無いくらいの種類の豊富さが、ローリングストックをするのにも最適な防災グッズです。

ちほう

一昔前の自衛隊では缶めしと言って缶詰のご飯が演習では主流でした!

寒さ対策グッズ

アルミシート

防災に必要なアルミシートの説明

暑さ寒さから身を守ってくれる防災グッズです。

  • 直射日光を遮る
  • 保温性が高い
  • 風を防げる

意外と知られていないことですが、アルミシートは寒さにも強いですが日差しを遮ることで暑さにも使える万能防災グッズです。

大きめのアルミシートでもかさばらず、重くも無いので何枚か用意することをオススメします。

ちほう

私も自衛官時代は、真冬の山ではアルミシートを愛用していました!

アルミクッション

防災に必要なアルミクッションの説明

縁の下の力持ち的防災グッズ

  • 底冷え防止
  • 身体の負担を軽減できる

避難場所では十分にスペースや物資を確保できるとは限りません。

座布団ひとつも無い場合、固い床の上で長時間過ごすことになるかも知れません。

アルミクッションがあるだけで、快適度が格段に変わりますよ!

【自衛隊流】防災まめテクニック

普段、あまり耳にしない小技を紹介します。

どれも役立つ情報なので、ぜひ真似をしてみてください。

防水処置

濡れたら使えなくなってしまう物は、ジップロックで濡れないための処置をしましょう。

雨の中での移動や水浸しな場所を通り抜けても、バックの中身は無事に使うことが出来ます。

防水処置は現役自衛官も行っているテクニックです。

ちほう

私は免許証や身分証明証も防水処置をしていました!

防災グッズの防水処置をした実例

ホイッスル

災害時に自分の居場所を伝える手段として、ホイッスルは口に咥えているだけで高い音が出るので生存確率が跳ね上がります!

極限状態では声を出すこともできないくらいに疲弊してしまうこともあります。

そんな状態でも、口に咥えるだけで音が出せるホイッスルは自分の居場所を教えるために最適なアイテムです。

バッグの外側に紐で結びつけるなどして、いつでも吹けるようにしておきましょう!

まとめ

防災グッズの選び方は明確な基準を用意することが大事です。

・誰が持ち出すための物か
・用意はしやすい物か
・それぞれに使い道が合理的に考えられているか

災害の危険に備える為にも、今回紹介した防災グッズをぜひ用意して頂きたいです。

どうしても自分であれもこれもと考えるのが苦手な方は、あらかじめセットになった商品を買っても問題ありません。

防災については『【元自衛官が解説】自分の身を守る為のハザードマップ活用方法!』もあわせて見てください!

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