【転職エージェントが解説】営業職に向いている自衛官の特徴!

元自衛官で、営業職に向いている人を解説

自衛官から営業職へ転職をしようとしても、営業が何をするのかイメージができなくて困っていませんか?

自分の能力じゃ営業なんてできないよ、と悩んでいませんか?

実は自衛官の能力は営業職としても十分に役立ちます!

なぜなら、営業職に必要な体力、時間管理術、タスク管理術を自然と訓練で身に着けられるのです。

この記事では、自衛官が営業職に転職する時のポイントを詳しく解説します。

ちほう

✅自衛官歴8年
✅現役の転職エージェント
自衛隊の中と外で活動している私があなたの疑問を解消しますよ!

記事を読み終えると自衛官がいかに営業職に向いているのかが分かりますよ!

  • 体力、精神力がタフ
  • 様々な人と接するのが好き
  • 相手の目線で物事を考えられる
  • 数字をしっかり管理できる
  • 自分が知らないことに興味を持ち調べられる

3つ以上当てはまれば営業職を考えてみても良いかも!

目次

営業職ってどんなことをするのか?

個人向け営業

個人を相手に商品やサービスを売る仕事です。

お客さんが個人なので、お宅に訪問したり1対1での会話の中から商材を購入してもらいます。

信頼関係をお客さんとの間に作ることでやりがいの感じられる仕事です。

相手……消費者個人
決裁者(決める人)……本人である場合が多い
商談期間……短い
単価・規模……小さい

法人向け営業

企業を相手に商品やサービスを売る仕事です。

会社の代表として商談を進めていくので、自社内ではお客さんのエージェントとしての役割を果たすことになります。

ビジネススケールの大きさや、お客さん企業の成長に貢献できるやりがいがあります。

相手……企業
決裁者(決める人)……交渉相手の上司や社長、もしくは複数の決裁が必要な場合もある
商談期間……長い
単価・規模……大きい

営業職ってどんな商品を扱うの?

有形商材

有形商材は目に見える品物のことです。

車、家具、家電など実際に手に取ったり使ったりできる物が有形商材です。

無形商材

無形商材とは目に見えない形の無い商品のことです。

コンサルティング、広告、保育、介護など物としての形は存在しないサービスのことを言います。

営業職ってどうやって商品を売り込むの?

既存営業

現在取引のある会社や自社製品を購入してくれているユーザーや契約者に対して行う営業です。

アフターフォローを行いつつ、自社の新製品であったりサービスを提供し売上の拡大を狙います。

既に契約を貰っているからと雑な対応はもちろんダメです。

お客さんが何を不満に思っているのかを知り、信頼関係をより深いものにするのが仕事です。

新規営業

新規のお客さんを見つける営業のことです。

一切自分の会社のことを知らない相手や取引の無いお客さんを相手に商品を売るので入念な下準備が必要です。

  • 自分の会社のサービス、製品の特徴を勉強
  • 会社の商品を必要と思ってくれるお客さんの特定
  • 営業顧客リストの作成
  • お客さんとの関係作り

少し書き出しただけでも、大変そうに見えますね。

それだけに、身につくスキルは社会に通用するものが多く、新規営業ができる人は業界内でも引っ張りだこになるくらい貴重な存在になれます!

反響営業

広告や宣伝などで自分の会社の商品、サービスに興味を持った人に対して営業を行う方法です。

自分の会社の商品やサービスに興味がある人を中心に見込み客として営業をするので成果に繋がりやすい営業スタイルです。

お客さんが必要とすることを事前に調べたり、どんな企画を立ち上げて反響を貰えるのかをしっかりと計画しなければなりません。

広告宣伝費やイベントの経費など、その他の営業手法より経費がかかる点も気にしましょう。

営業職ってどんな特徴があるの?

成果がはっきりしている

営業の成果は売上金額としてはっきりと表れます。

評価の基準も売上と単純で、実績さえ上がれば新人でも評価して貰いやすいです。

インセンティブ(歩合)制度がある

基本給以外で売り上げ成績に応じて増える報酬のことです。

  • 不動産業界
  • 自動車販売
  • 保険契約

扱っている商品の値段が高い営業に良くあるスタイルです。

売上の何%のようなルールだったり、基本給が無くて全てインセンティブで給与が決まるスタイルもありますよ!

ちほう

完全歩合制のことをフルコミッションなんて言ったりもしますね🤔

大勢の人と関わりを持てる

自分の会社の商品をお客さんにオススメするのが仕事なので、自然と大勢の人との関わりが増えます。

そこで築いた人脈は今の会社を辞めたとしても続くので営業の仕事をしていく上で貴重な財産になります。

社外での活動が多い

お客さんの事務所に出向いて商談をするのが基本なので、日中は基本的に出払っていることが多いです。

次の移動先や道の込み具合など、時間管理やタスク管理をしっかりしていないと遅刻してしまいますよ!

ルーティンワークではない

「必ずこの通りにやれば商談が成功する!」

と言うやり方は営業にはありません。

お客さんの必要とすることを聞いて、その悩みを解決することが一番大事です。

その方法は個人のスタイルによって大きく変わります。

慣れない内は大変ですが、自分のスタイルが確立してくると楽しくなってきますよ!

残業をする場合がある

お客さんの時間都合に合わせて商談をすることもあるので、ある程度の残業や早出が考えられます。

出退勤管理の関係でみなし残業制度を取り入れている会社も多いですよ。

自衛官時代に身につく営業スキル

時間管理

1日は24時間です!

ちほう

当たり前でしょ!と思ったあなた、本当に上手く時間が使えていますか?

限られた時間の中で今何をすべきかを具体的にコントロールできる力です。

自衛官であれば朝から夜までの一連の流れの中でしっかりと準備工程を考えて行動をしていると思います。

戦技訓練では、いつまでにどこの地域を獲得していなければならないなど、時間と命が連動している任務についているからこそ自然と身についている能力です。

営業職をしているとアポイントとアポイントの間がギリギリの時もあります。

そのような時間が無い状況でも、冷静に判断ができるのが強みだと言えます。

こんな経験があれば能力あり!
  • 指定の時間内に集結地へ向かうことができた
  • 行軍などで、示された時間までに完歩できた
  • 訓練係などで毎日の隊員の動きを明示していた
  • 長い作業の中でしっかり休憩を取りつつ作業を完了させた

タスク管理

自分ができること、できないことを判断して仕事をする能力です。

元々が分業制の自衛隊でははっきりと個々の任務が分かれています。

そしてそれら個別の任務は、大きな任務達成のために必要不可欠です。

自衛官は自然とそれぞれのタスクを最大限にこなせるように訓練をされているので、自分にできること、今やらなければならないことへの判断能力があります。

こんな経験があれば能力あり!
  • 与えられた任務や仕事をしっかりとこなせる
  • 自分が行う業務に何が足りていて、何が足りないのかを判断できる
  • 他職種との違いをしっかりと理解できて、自分の任務は何なのかが分かる

コミュニケーション能力

新隊員時代から始まる教育隊生活、過酷な任務での共同生活、あらゆる面において自衛官はコミュニケーション能力を鍛える場に遭遇します。

初対面の相手とも仲を深めないと同じ任務を達成することは難しいでしょう。

だからこそ、すぐに仲間と打ち解けるメンタルは一般社会でも大きな武器になります。

こんな経験があれば能力あり!
  • 新隊員教育隊を乗り越えられた!
  • 参加した教育で同期と仲良くなれた

準備力

自衛官はあらゆる不測の事態に対応するために、日ごろから十分な備えをしています。

不測の事態を予測し、何が必要かを考える癖がついている自衛官であれば、ビジネスの場でもどんな事態が起こるかを考えることができます。

備えあれば憂いなしをしっかりと身体が覚えていますよ。

こんな経験があれば能力あり!
  • 初動対処用の資材をしっかり準備できている
  • 訓練資材がどこに何があるか分かっている

【転職エージェントが解説】自衛官が営業職に転職できる?まとめ

  • 体力、精神力がタフ
  • 様々な人と接するのが好き
  • 相手の目線で物事を考えられる
  • 数字をしっかり管理できる
  • 自分が知らないことに興味を持ち調べられる

3つ以上当てはまれば営業職に向いている可能性は大!

自分がどんな資質を持っているのかを具体的に自覚することで、次の仕事を選ぶ大きなヒントになりますよ!

目次